2018 ルール講習会

新4回生 470スキッパーの羽室です。

本日は毎年行われているルール講習会に参加してきました!新2回生は、ルールブックを手に、初めてルールを詳しく学ぶ機会となりました。
まず、ルールやケースの根本にあるのがスポーツマンシップであることから始まりました。

2017年度から新しく改正されたルールには、スポーツマンシップについての記載が多くされています。規則69条では、レース以外でのセーラーの行いがレース結果に反映されるということを新しく学びました。

例えば…〇〇大学のヨット部の学生が〇〇大学の生徒にレース後嫌がらせしたらしいよという噂を審判員が耳にすると、結果に反映されるということもあるそうです!また、審判や実際のレース結果などの不満をSNSに掲載すると、これも結果に反映されるということも詳しく定められています!

http://www.jsaf.or.jp/rule/pdf/2017WorldSailingMisconductGuidance-[22804]J20180123.pdf

こちらのページでは、JSAFが不正行為についてのガイダンスを掲載してあります。是非、興味を持たれた方は読んでみて下さい。

また、新たにルールブックに記載された付則Tの調停という制度についても話を聞きました。この制度では、レース後にペナルティを履行することができます。

例えば…マークタッチしてしまったけど、ペナルティを履行せずにフィニッシュしてしまった。プロテストされて失格になるのは嫌だ!という場合に、この制度が存在します。レース後のペナルティは、30%の得点ペナルティで、例えば、50艇のレースでは1位の艇が、このペナルティを受けると15位という得点がつくといったものです。

調停が適用されるにはさまざまな決まりがありますので、ルールブックをお持ちの方はp.181をご一読下さい。

今日は、ケースブックから様々な事例をもとに、15条航路県の取得、16条コース変更について学びました。

やはり、ヨット競技は他のスポーツと違い、細かなルールの中で成り立ちます。ルールを知ってこそ、勝利を狙えるものであると改めて感じました。新2回生も講師の方からの質問にきちんと答えていたので、よい機会になりました。

明日から同志社ウィークのメンバーも戻って、全員での練習再開です。春休みも残すところ少なくなりました。少ない期間で急成長することが、求められています。ルールを網羅し、目標達成に向けて練習に励みます!