全日本学生女子ヨット選手権大会 3日目

4回生スナイプスキッパーの木下です。

本日は全日本学生女子ヨット選手権大会の最終日でしたが、台風の影響によりNA旗が掲揚され、閉会式とトロフィーパーティを行いました。

積み込みを行い、西宮へ輸送していただきました。また、西宮組のメンバーで積み下ろしをしていただきました。ありがとう!

  全日本学生女子ヨット選手権大会の振り返りとして、スナイプチームが全日本学生ヨット選手権大会への切符を獲得できなかった悔しさ、同期スナイプチームの気持ちを私なりに感じ取り、入賞を目標として挑んだ最後のレースとなりました。

  スナイプ級は、初日に実施された3レースのみとなりました。昨年度と同様に台風の影響もありますが、全日本学生女子ヨット選手権大会では連続して9m/sの風が吹くとレースを中止するルールが適応されています。

  私の昨年度のレースでは強風の中、1上マークを6位で泣きながら走っていました。しかし、ノーレースとなり幻のシングルとなってしまいました。とても悔しく、今年は同じ思いをしないように意気込んでいました。
  そして今年は2日目に4レース目をスタートし、1上マークでは20位でしたが、トップを走っていた艇がランチャーを上げず沈する中、クルーの大石と気持ちが高まった上、ランチャーをあげ、2人でスターンに座り10艇ほどを抜き2上マークではシングル、アビームでもハイクアウトをしながら順位を上げることができました。私の前にいるはずの大石が、波しぶきで見えなくなるほどの強風でした。ランニングを走っている中、前方運営艇が走ってきて、強風の為NH旗を掲揚しておりました。とても悔しく、無念でした。
  今年こそ総合入賞を目指し、幻の4レース目ではトップ艇団が後ろにいて、入賞が目前に感じた中のノーレースほど無念はありませんでした。しかし、現役最後のレースが強く思いが残るものとなって幸せに感じます。

  また今回の遠征には、同期の保護者数名が遠い中、ホテルを取ってまで応援に駆けつけてくれました。同期の龍野と桑原には付き添いとして蒲郡まで応援に来てサポートしてもらい、OBの方々にも駆けつけていただきました。監督や西宮のメンバーなど、様々な方から頑張れとの連絡を頂きました。甲南大学の名を背負い、全日本の舞台でレースが出来たことに感謝と感激の気持ちでいっぱいです。たくさんの方々の支えがあって出場できていることを実感しました。

私自身の結果は9位でしたが、同期470級の村松・森組が5位で入賞したことを誇りに思います。おめでとう!この調子で全日本学生ヨット選手権大会もがんばろう!



本日は井阪さん、染谷さんに海洋ヨットハーバーまで応援にきていただきました。4回生森貴映の保護者より差し入れを戴きました。ありがとうございました。

コメントをお書きください

コメント: 5
  • #1

    山本悟 (金曜日, 27 9月 2019 00:25)

    前テクニカルコーチ山本です。
    ユニークかつ臨場感あふれる内容、楽しく読みました。
    昨年の寺尾・穴迫組と同じく、スナイプ級9位トップ10入り、おめでとうございます。
    怒涛の2上シングルまでジャンプアップでのノーレース、悔しかったと思います。
    しかし、それまでに9位になれていたことが、昨年より1つ上の単独総合5位をもたらしました。
    1年前の木下・大石組は39艇中26位です。もし、今年1点でも悪ければ、総合6位にはなれませんでした。

    総合成績を上から見てください。5位甲南を除く8位まで、全てセレクション(スポーツ推薦入部)主体の私立強豪チームです。その中で、甲南だけが全員一般入部です。

    これは、大学からヨットを始めて強豪チームに追いついていることイコール、競技へのモチベーションを失わず、極めて効率の良い練習を行ってきたことを物語っています。

    2人とも、入部時は文化系?と思わせるイメージでしたが、チーム内でも見事レギュラーとなる競技力向上を果たしました。

    4年間、本当にお疲れ様でした。

  • #2

    4回生女子部員 保護者 (金曜日, 27 9月 2019 04:24)

    悪天候の中での大会 お疲れ様でした 今回初めての応援、感動で感極まり 行き帰りとも大泣きしながら車を走らせました 大会前から台風の影響でどうなることかと皆が心配し、完全なる作戦を練っての挑戦だったと思われます ましてや出場選手の顔ぶれも強豪勢揃いで出艇前の様子もかなり張り詰めた緊張感がこちらまで伝わって参りました それを見ていて今回のレースは女子にとってとても特別な大会なんだなと… その中での男子部員の支え、マネージャーの支えがありこの難しい大会を乗り越えられたのだと思います 競技は2名1組で闘いますが成果は部員全員で勝ち取るものだと側で応援しながらとても感動いたしました 部員皆が甲南大を背負い、西宮で応援してくれている部員のエールをいっぱい受け強風荒波の中で綱を握り頑張った勇姿に保護者として よく頑張ってくれました と感謝と労いの言葉を述べたいと思います
    そしてここまで育てて頂き指導してくださった監督、コーチ、
    技術面、精神面を細部まで支えて下さった会長様をはじめOB.OGの皆様に心より感謝いたします
    誠にありがとうございました
    今、このブログのコメント欄での前テクニカルコーチの山本さまの温かいコメントを読みまた感動と感謝が込み上げて参りました
    こうしてたくさんの方々に支えていただき部活に専念できました事 誠にありがとうございました
    最後になりましたが 一足先に車を走らせ船を降ろし片付けてくれた部員のみなさんありがとう
    過酷なレース後にあの距離を出場選手が部員をのせギリギリの精神力で帰路についた姿をみていて ほんとに頑張り屋さんの子達だなと親ながら労しく後をついて帰りましたが
    西宮についてからのみんなの喜びがすごかったですよ
    みんなが やったー✨艇降ろしてくれてるー✨さすが仲間だー✨って叫んでました
    大変長いコメントになってしまいましたがまだ書き足りないほどの感謝でいっぱいです皆さま本当にありがとうございました
    4回生女子部員の保護者より

  • #3

    4回生木下 (金曜日, 27 9月 2019 04:42)

    山本さん
    コメントありがとうございます。
    昨年度より大きく成績を上げたことは嬉しく感じております。私自身、スポーツ経験がなく入部し、結果を残すことができるか不安でいっぱいの4年間でした。
    ただ、スナイプチームを含め女子インカレでも目標には届かなかった悔しさを後輩達に伝えていき、これからもノンセレ強豪校の甲南大学を築いていく手伝いができたらと考えております。

    4年間ご指導、ご鞭撻頂きありがとうございました。

  • #4

    4回生木下 (金曜日, 27 9月 2019 05:50)

    4回生女子部員の保護者様
    コメントありがとうございます。また、遠方まで応援に来ていただきありがとうございました。直接競技が間近で見れない中、双眼鏡を手にしてまで陸から見守ってくださっていたと伺いました。遠征の大変さや楽しさをお伝えできたことをいつもご声援を頂いておりますお返しに少しでもなれたことを嬉しく思います。4回生はあと全日本インカレを残すのみとなりましたがこれからもご支援、ご声援の程よろしくお願い致します。
    ありがとうございました。

  • #5

    山本悟 (金曜日, 27 9月 2019 06:42)

    訂正

    (謝)総合6位にはなれませんでした
    (正)総合5位にはなれませんでした