安全にヨットを行うために

 4回生470クルーの井上です。

本日は午前はAve.3m/s、Max.3.5m/sの南西の風で、午後はAve.2m/s、Max.3.5m/sの南西の風の中、一部練習を行いました。470級が3艇、スナイプ級が1艇と艇数が少なかったため両クラス共に回航練習、動作練習を行いました。

両クラス共に、経験の少ない選手が多くいるため、まずは基本動作からしっかりと固めていくことを意識して練習を行っています。また、ある程度経験のある選手であっても、基本動作はいくらでも突き詰めていくことができるので、1つ1つの動作を大切にしながら練習を行っています。練習のみの技術で終わるのではなく、今後のレースでも活用できる技術として身につけていきたいと思います。

 5月1日には前線通過に伴い大変強い風が吹き、幸いどの大学にも大きな怪我をした部員はいませんでしたが、艇を大きく破損した大学もありました。またヨット部を応援してくださる方々に、大変なご心配をお掛けすることになってしまいました。私たち、甲南大学体育会ヨット部は、部員も艇も無事だったのですが、危険な状況になった艇もありました。そして他大学を救助する際の連携不足などの課題も残りました。

もっと自分達にできることがあったのではないかということで、翌日にしっかりとチーム内で話し合いを行いました。その中で出た課題をこれからしっかりと意識しながら練習に取り組んで行きたいです。

今後も先日のような風が吹く日があるかもしれません。また現在では、新型コロナウイルスという危険も常に意識していなければなりません。とにかく、1番大切なことは、部員全員が安全にヨットに乗り続けられることだと思います。その為に最善を尽くしてまいります。